沖縄タイムス 日刊スポーツ掲載!! 釣王  
        2000年  12月 掲載

ここ数年のうちにルアー人口、特に船からのジギングが大流行しており 
入門しやすい。
パヤオ周辺からのマグロ狙い、今回はこれから冬場に向けて
根回りのカンパチ(ウキムルー)
を紹介しましょう。

ディープジギングで カンパチ狙い

 まだショップにルアーなんてならんでいない7〜8年前に小さなメタル
ジグをリーフから投げてシャクっている時に、なんとなく始めたのがきっ
かけで、今となってはこんなに流行するものとは思ってもいなかった。 
タックルなんて沖釣り用の硬めのものを代用、リールなんてドラグ性能
の良い物なんてなく、あっても高価で一式揃えるのに全く手が届かない
高すぎるもので現在の様にかんたんに入手できない、試行錯誤の繰り
返しのものであった。

<ワンポイント、テクニック>

 出航しずらくなる冬場の沖で、除々に生活域を200〜300mのポイントを150〜7
0mの浅場へと移動する。大陸棚のドロップオフの所や海底に大きく出る根回りな
どが中心となる。特にベイト・捕食する魚が群れていると、ヒットする確率が高くな
る。そこで探すことが1つである。ピンポイントで小さな瀬やドロップオフのポイント
を攻めるためそういう所へきっちりと停止させることが、アングラーの負担を軽くす
ませられるのである。
 アングラーテクニックとしては、まず仲間内でチャーターするならば、ライン・ジグ
の重さはなるべく統一した方が良い。カラーはバラバラでもよくヒットする人へ聞け
ば済むし、オマツリも極力防げるのである。
 ジグを船長の合図で一気に落とし、着底させてジャークを開始、自分のリズムで
一定のスピードをくずさない様にリーリングするのがコツです。ジグは海底から海
面まで上げるのではなく30〜50mほどジャークしたら再び海底へつける、このパ
ターンが良い。 ウキムルーは根の近くを回遊するので、あまりシャクリすぎると
体力を消耗するだけなので無駄な動きはしないことです。魚探に反応あるが、ジ
グにアタックしないのであれば@ジグのカラーを変える。Aジグのタイプ、たとえば
アピール系のアクションをする扁平タイプや、ロング系の大きくシルエットで見せる
ものに変えたりする。Bシャクリのパターンを自分のできる限りで変えてみる。ロ
ングにしたりショートにしたりということですが、その中で自分なりにやってみて人
より早くヒットパターンをつかむことである。

<ファイトでの注意>

 ヒット→フッキング→ファイトということになったらまず慌てないこと、よほど根が
きつくなければ魚が止まるまで走らせる。ロッドが短い分、魚とのスタンスがせば
められてくると、バレやすくなるので水深の半分を切ったらドラグを少しゆるめにし
た方がいいです。

<タックル>

 まず、自分の体力に合わせることが
第一条件で、あとはスピニング タック
ルにするか、ベイトタイプに するか、
自分のフィーリングでショップのスタッ
フに必ず相談すること、ロッドとリール
はセットして購入した方がベストだが
予算もあるはずなので、気軽に相談
しよう。