沖縄タイムス 日刊スポーツ掲載!! 釣王   
  

釣り人なら1度はチャレンジしたい釣り、トローリング洋上での格闘、トローリングの醍醐味はそこにあります。今回のツリキングは究極のビックゲームフィッシング,を特集します

 ライン1本でのやり取り、アングラーよりはるかにビッグな巨大魚は釣り人の憧れ対象になるのはキハダマグロ(方言名・チンバニー)シイラ(マンビカー)、カツオ(カチュー)、サワラそして大本命のカジキ、沖縄では、クロカワカジキ、クロカジキ、バショウカジキ、メカジキ、フウライカジキなどで、沖縄本島周辺は、与那国島、石垣島、宮古島、そして沖縄本島の西側を黒潮が流れている。回遊魚は、この黒潮に乗って泳ぎ回っているので、沖縄本島近海は、巨大魚の宝庫。最近は、久米島、本島周辺の近海でも、良く釣れるようになった。全体的にトローリングをする釣人のレベルが高くなったのである。沖縄の海は、ハワイ、オーストラリアの海にも勝るとも劣らないぐらい、魚影が濃いといわれている。本格的なトローリングとなると、船長の操船技術、船の装備、釣人のテクニックなど、総合的にかみ合わないと、成就しない。
 トローリングはゲームフィッシングの一つで、そのため健全なスポーツ振興ということで、一定のルールがあり、これは、I.G.F.A(インターナショナルゲームフィッシュアソシエーション)が制定したもので、日本にもI.G.F.Aがある。世界的なトローリングの大会でも、ルールにしたがって行われている。

  

ロッド>
 ロッドは、カーボン製、ファイバー製、などがあり50ポンド〜130ポンドで、ガイドはローラーガイドや、摩擦熱の拡散の早いSICガイド、対象とする、魚によって使い分ける。
<リール>
トローリングの場合100キロ以上の魚とやり取りする為リールは、ドラグ性能が良く、耐久性のある米国、PENNのインターナショナルや、フィンノール、シマノティアグラなどがある。 最も大事なものはルアー。トローリングには、ルアーとライフベイト(カツオの生きたエサ)を使う二通りある。アマチュアはルアー使用が多い。ルアーの良否によって、魚のヒットがちがってくる。ルアーのヘッド(頭の部分)は、夜光貝やメキシコ貝、プラスチック、象牙などが使われる。スカートの部分は、ビニールが多い。魚の大きさに合わせて、ルアーのサイズも違ってくる。ルアーの色も、気候や潮に合わせて使い分ける。